給与計算担当者様必見!給与計算徹底解説

給与明細の項目

勤怠項目の種類

勤怠項目とは、出勤、欠勤、労働日数、労働時間、残業時間(時間外労働、休日労働)、有給休暇などを記載する項目です。この各項目を確認することでその社員の勤務状態がわかります。

欠勤日とは、その社員が働かなかった日を指します。ノーワーク・ノーペイの原則により、会社は社員が働かなかった日の給与を支払う必要はありません。タイムカードなどから就業しなかった日を確認し、その分減額する必要があります。

労働時間数とは、字を見ての通り、社員が働いた時間の総合計です。働いた分の給与は支払われることになっています。

時間外労働時間数とは、法定労働時間を超えて勤務した労働時間です。法定労働時間を超えていますので、法的に割増賃金が発生します。法定時間を超えた場合は必ず割増賃金が発生すると考えて問題ありません。

深夜労働時間数とは、深夜の時間帯に働いた時間の合計を言います。深夜の時間帯は法律的に決まっており、午後10時から午前5時までとなっています。この時間帯に働いた場合は、深夜の割増賃金が発生します。

休日労働時間数とは、法定休日に働いた時間の合計を言います。休日の割増賃金を社員に支払う必要があります。所定労働時間と混同しないように注意が必要です。

有給休暇日数や代休も普段から明確に管理することで、急に代休を取った場合でも正確に給与明細を出すことができるようになります。可能であれば給与明細にも有給休暇の残日数や代休日数なども載せると良いでしょう。

勤怠項目の中で注意が必要な項目は、やはり残業時間などの割増賃金に関する部分です。社員によって、出勤時間や退勤時間、定時上がりの時間などが違ってきますので、その時間を考慮して時間外動労時間を決定します。社員が受け取る金額が毎月違ってくる部分なので、細心の注意を払って集計しましょう。

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