割増する時間を月で合計するとき、その時間を1日単位で切り捨てることはできません。30分を基準として、30分未満を切り捨て、30分以上を切り上げするという時間としての四捨五入を行うことが必要です。
支給される金額についてもおおざっぱに切り捨てることは認められていません。1時間単位の計算については、50銭未満を切り捨て、50銭以上を切り上げて1円とします。1か月の計算の場合も同様に、50銭未満を切り捨てて、50銭以上を切り上げます。
給与計算を行う場合は、このように端数をどう計算するかをはっきり決めて明確に計算することが重要です。コンピュータで給与計算する場合でも、どのような方法で端数を計算しているかははっきり確認しておく必要があります。
関連ページ
「割増賃金」 その他のページ